山と道 / 5-Pocket Shorts(Women)
山と道 / 5ポケットショーツ(ウィメン)
【価 格】¥13,200(税込)
【素 材】DWR proofed taslan nylon(120g/㎡ )
【カラー】Azurite / Olive / Dark Navy / Cub / Black
【重 量】164g(Size S) / 6.0oz
【サイズ】S / M / L
2021モデル変更点
汗や雨で濡れたウエスト部分の速乾性を高めるために、ウエストゴムがメッシュゴムに変更されています。
製品サイズ/Product Size
※生産年度によって細かいサイズが異なる場合があります。過去同製品をご購入されている方も、サイズを選ぶ際は必ず最新のチャートを参考にしてください。


推奨サイズ/Recommended Size

<山と道 商品のご購入についての注意>
人気商品となり、多くの問い合わせをいただきます。
より多くの方々が購入できるよう、お1人様1カラー1点、最大2点までのご購入とさせていただきます。
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ラン、ウルトラトレイル、ファストパッキングから日常まで活躍する万能ショーツ
山と道には様々な名作がありますが、僕たちランナーに一番馴染みがあるのがこちらの5ポケットショーツではないでしょうか?
2013年に「ハイカーのためのショーツ」として発売されて以来、使い勝手向上のための細かいアップデートはあれど、基本の構造は変わらずに大定番商品として毎年ファンを増やし続けています。
ちなみに、「ハイカーのためのショーツ」と銘打たれてはいましたが、発売直後から僕たちランナー界隈での反応も非常に良かったんですね。最初は日常使いのショーツとして使っていたランナー達も、徐々にランニングに使い始め、その使い勝手の良さに気づいていきました。
その魅力を改めてランナー目線から紐解いてみましょう。
1)考え抜かれたポケット位置
個人的に、5ポケットショーツ/パンツ が支持されている理由の一番はこちらではないかと考えています。
5つあるポケットのうち、両サイドのフロント(1st/4th)ポケットやヒップ(3rd)ポケットの3つは一般的な構造。ランニングに使うショーツとして考えるとヒップポケットはないものも多いので、ジップ仕様のしっかりとしたものがついているのは嬉しい人もいるでしょう。


特筆すべきはスマートフォンの入る2ndポケットの位置です。ヒップの側面上部にポケットが来ることで、収納物の出し入れがしやすく、かつ足の動きに干渉しません。
ランニングに使えるあらゆるボトムの中で、5ポケットショーツが一番スマートフォンを収納して走りやすい、そう言っても過言でないくらい。
元々ハイカーのために考え出されたポケット位置でしたが、結果としてランニング時にも最適でした。今ではこの位置にスマートフォン用ポケットを配置するランパンも出てきていますが、そういった流れの源流にこの5ポケットショーツがショーツがあると考えています。
左のヒップについているマップ収納を想定して作られた5thポケットも、背面ではなく側面に配置されていることで、モノの出し入れがとてもしやすくなっています。
余談ですが、5thポケットは2013年の段階では裾に近い下側についていたんです。ただ、ランニングに使う際にここにジェルなどを入れて走って見たら、少し揺れを感じたんですね。そのことを夏目さんにフィードバックしたら、翌年のモデルからポケット位置が高くなり揺れがなくなりました。
また、2ndポケットもスマートフォンのサイズ拡大に伴い、2013年から少しずつ大きくなっています。定番商品とは言えこのように細かいアップデートによって常に使いやすくある、というのもこのショーツの魅力であると思います。
日常生活で使う際もこれらのポケット位置はとても優れているので、個人的も普段着に5ポケットショーツ/パンツを着る割合がとても高くなっています。
2)高い収納力
例えばpatagoniaのバギーズショーツなどと比べても、5ポケットショーツは収納力が高いと言えますが、ランニング系のショーツと比べると、その収納力はとても際立ちます。
ウルトラトレイルのレースにおいては、複数の補給食(とそのゴミ)、予定時刻を書いたタイムテーブル、スマートフォンなどの細々としたものをすぐ手の届く位置に収納しておきたいのですが、5ポケットショーツのポケット群は、そんなときにもとても役に立ちます。
特に収納において役立つのが左ヒップ側面の5thポケット。大きめの補給食や手ぬぐいなんかも収まるサイズですし、それでいてランニングの足上げに邪魔にならない絶妙なポケットです。

過去、UTMBという世界最大級のウルトラトレイルレース(170km で約10,000mの獲得標高)を完走した際も、スタートからゴールまでの46時間ずっと5ポケットショーツをはいていました。前述の細々したものに加えて、5thポケットにGRというそこそこかさばるカメラも入れて走ってもストレスは感じませんでした。

5ポケットショーツは軽量のランパンと比べると重厚な作りにはなっていますが、軽量で収納力の高いランパンはポケットにモノを入れすぎると下に下がって来てしまうのに比べ、5ポケットショーツはしっかり腰で安定してくれるのも嬉しいポイントです。
3)シーンを選ばない汎用性
収納力や快適性の高いランニングパンツは増えては来ていますが、それらを日常でも積極的に履くかというとそうはなりません。
5ポケットショーツはラン、ハイク、キャンプ、日常生活など、幅広いシーンを1着ですべてフォローしする汎用性の高さも持ち合わせています。
股下はMサイズで16.5cm=約6.5インチ。レーシーなランニングパンツが大体5インチ=約12.7cm前後と考えると比較しやすいです。
生地のタスランナイロンは高い耐久性や速乾性をしっかり持ちつつも、マットでシワ感があり、一般的なシャカシャカ、テラテラなナイロンにあるスポーツテイストをトーンダウンしてくれます。カラーもオリーブやベージュなど落ち着いたカラーがメイン。
一度履くと、快適さ、使いやすさ、ルックスの良さ。様々な要素が重なって、日常でも5ポケットショーツを使う機会が増えて行くでしょう。
毎シーズン新しいカラーも出ますので、シーズンごとに5ポケットショーツが増えていくユーザーも少なくありません。
4)モデルの比較
5ポケットショーツシリーズにはモデルが大きく分けて3種類あります。ポケットなどの基本構造は同じですが、それぞれ個性が異なります。
以下にそれぞれの特徴をあげますので、比較する際の参考にしてください。
5ポケットショーツ(本モデル)
生地:Taslan Nylon(100% Nylon)120g/㎡
重量:175g(Mサイズ)
股下:16.5cm(Mサイズ)
特徴:耐久性、速乾性

ライト5ポケットショーツ
生地:Pertex Equilibrium(83% Nylon, 17% Polyester)55g/m²
重量:89g(Mサイズ)
股下:14.5cm(Mサイズ)
特徴:超軽量、鮮やかなカラー

DW5ポケットショーツ
生地:Pertex Equilibrium (100% NYLON) 86g/㎡
重量:139g(Mサイズ)
股下:16.5cm(Mサイズ)
特徴:軽量性と肌触りのバランスを重視
(参考)
patagonia W's nine trails shorts
生地:リサイクル・ポリエステル91%/ポリウレタン9%
重量:111g(Mサイズ)
股下:10cm(Mサイズ)
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5ポケットショーツの特徴は、タスランナイロンによる耐久性ですが、一般的なランニングパンツと比べると、重さやごわつきを感じる方もいると思います。トレイルでもゆっくりしたペースやロングのレースなどではあまり気にならなくても、より軽快に足を動かしたい場合は、少しストレスを感じるかもしれません。
一方のライト5ポケットショーツは、トレイルレースやファストパッキングなど、軽さやスピードが求められるシーンに向けて作られました。一般的なランパンより軽く100gを切る超軽量モデルで、股下も5ポケットショーツより2cmほど短くとても走りやすくなっています。また、杢調の生地感や他モデルにはない鮮やかな色合いも人気です。弱点は汗がたまること。生地自体の速乾性は高いのですが、トレイルランニングのような発汗量がとても多いアクティビティでは、汗が生地の速乾性の限界を越えてしまいます。そうした時に生地が薄くて軽い分汗がたまり、びちゃっとしてしまいます。
DW5ポケットショーツは、上記2モデルの間を埋めるべく登場したモデルです。重量も丁度2モデルの中間。生地素材はライト5ポケットショーツと同じPertex Equilibriumを使用していますが、元々の二重織り構造による生地の凹凸をより際立たせ、汗をかいた状態でも生地が肌に密着するのを防ぐようになっています。モデル名のDWはDouble weave(二重織り)の略字です。
5)製品ケアについて
- 洗濯は水温40℃以下で行なってください。
- 洗濯は単体かネットに入れて行なってください。
- 乾燥は日陰で吊干ししてください。
- 乾燥機は低温設定(上限60℃)でご使用ください。
- 柔軟剤、漂白剤は使用しないでください。
- アイロンはスチームは使わず低温でかけてください。
- ドライクリーニングは行わないでください。
- 高温で収縮する場合があります。